素人が1ヶ月で大規模コンテンツサイトを作成するまでにやったこと
ということで、タイトルにもあるようにコンテンツサイトを制作していました。アリフィエイト目的のコンテンツサイトが溢れかえる時代ですが、やっぱり、手っ取り早く稼ぎたいっていうことで、やってみたので備考録として書いておきます。
これから、そういうサイトを作りたいっていう人にも参考になればと思って、出来るだけ丁寧に書いていきたいと思います。
まずは、私のスペックについて
素人といっても完全に何も知らなかったわけではないので、私のスペックからいいますと、
- 10年ぐらい前に、MovableTypeでブログを作って独自ドメインで運用していた。
- HTML5とはCSS3とかは、未知の世界。「メディアクエリーなにそれ?」って感じ
- 仕事も、地元でアルバイトを4月までやってたけど今は無職というかニート
という、Webとかサーバーとか、多少は仕組みぐらいは知っている程度といってもいいとぐらいの知識レベルです。なので、今回作ったサイトも、出来るだけ、既存の物を使って、技術がなくても出来るように考えながら制作しました
まぁ、ニートになったんで、やることも無いし、
「これから1ヶ月に1個のペースで何かしらの成果物をアウトプットしていこう!」
と思い立って、まずは、「1ヶ月以内にサイトに立ち上げ」を目標にしてきました。
なぜ、コンテンツサイト制作なのかについてなんですが、本当はもっと大きなビッグビジネスを展開したいと思ってましたけど、いりなりやるには、リスクが大きいと思うので、まずはコンテンツサイトからスタートさせて、サイト運営を通じて、収入や技術を得ながら、そのきっかけを作っていきたいと思いました。
コンタクトレンズをテーマにしたコンテンツサイト
それで、経験も積めるし、自分のアピールポイントになる可能性もあるし、僅かな可能性にかけていろいろやっていこう!っていうことで、その第一弾が今回のサイト
サイト名:「初音のコンタクトレンズ相談室」
名前からも解るように、コンタクトレンズのアフィリエイトサイトですね。
このサイトを今から約1ヶ月前の、4月18日から作成を開始して、やっと公開できました。初音は登場人物の1人で、「3人のキャラクターが中心になってコンテンツを展開していく」設定としました。それは、
「個性のあるキャラクターがコンテンツに面白さを持たせる」
キャラに個性を持たせることで、「ただ文字が並んでいるよりは、読む人に伝わりやすいのかな〜」っていうことですね。
このサイト、ページ数でいうと100ページ以上はあると思います。
100ページっていうのは最初構想したときに、そのぐらい必要だろうっていうことで、コンテンツページをそれなりに充実させるのに必要な数字って、100ページだと、まだまだじゃないかな?っていう感じはしますけど、これからページを増やしていきたいと思います。
それで、制作のフローについてなんですが、その前にいろいろと問題があって、
- 「なにから手を付けていいか」分からない
- 「どういう順番で制作すればいいのか?」分からない
というところが一番問題でした。とりあえず、悩んでも始まらないので、何も考えずに始めたんですけど、それが敗因で、後になってから、いろいろと修正の必要が出てくるわ出てくるわ
とにかく、始める前にしっかりサイトのイメージやコンテンツの構成、競合サイトの調査、アフィリエイトの広告主の調査とかを「もっとやっていれば良かったなぁ〜」って思います。
サーバーの構成と制作環境
- サーバー:さくらのVPSの安いやつ
- サーバーアクセス:TeraTerm、WinSCP
- CMS:Wordpress
- データベース:MySQL
- 画像制作:PhotoShopCS5
- エディタ:EmEditer
- 進捗管理:Gantter
- データ入力:GoogleForm+GoogleSpredSeet
- アイデア書き出し:Evernote
サーバーは、さくらのVPSを使用しました。さくらのクラウドと迷ったんですが、今回のコンテンツサイト程度なら、さくらのVPSで十分かと思います。
さくらのVPSだと、サーバー環境の構築を自分でやる必要がありますが、詳しいマニュアルがあるので、そのとおりに進めていけば、簡単にできます。マニュアル通りにやれば、Wordpressが動くようになるので、そこまで行けば、後はサイトを制作して行けます。
ただ、サーバー設定で結構ハマったので、全く触ったことがない人は、レンタルサーバーが簡単ですが、やれることは少ないので、クラウドを利用するのもいいと思います。
WordPressの使い方に関しては、覚えるのに少し時間がかかるのですが、使えば使うほどすごく便利だと思うようになりました。ほんとによく出来ていて、これだけ使われているのも分かります。
とにかく、WordPressを使うことで、生産性が飛躍的にアップした
ということ。
まずはWordpressで記事を投稿する方法とか、固定ページの意味とか、テンプレートの仕組みとかをしっかりと勉強するしてから、始めるのが、手っ取り早くサイトを作るための鍵だと思います。
制作の準備段階は慎重に
それから、制作環境については、
まず進捗管理にはガントチャート「Gantter」を使用しました。ただ、個人で制作するのに、そこまで細かく作業管理をしても、そのとおりにやるのは難しいと思いました。Web制作に慣れている人であれば使えるのかもしれませんが、何にどれ位の時間が掛かるのかよくわからずにやったので、結局計画したとおりに作業することが出来ませんでした。
ただ、ざっくりとした見通しをたてるのにGantterが役だった
ということはありました。なので、ガントチャートは最初に計画をするときに利用するだけでもいいと思います。
それから、計画段階で、「サイトのコンセプト」を書き出すのには「Evernote」を使用しました。まあ、メモができればなんでもいいと思いますが、私は以前からEvernoteを使用しているので使いました。Evernoteを使用すれば、参考にしたいページのスクリーンショットとか、競合サイトリスト、広告主サイトリスト、制作上参考になる記事などへのリンクも、貼り付けられるのですごく便利です。
サイトのコンセプトは、次のような項目について考えました。
サイトの概要、目的・・・ターゲットユーザーのイメージを具体化する。例えば、20代OLとか
サイトのキャラの特徴・・・初音などのキャラクターの設定を考える。年齢や性格、口癖とかできるだけ具体的に
サイトのコンテンツ構成・・・どのようなコンテンツを制作するか?需要がありそうなキャッチャーなタイトルなどを考えたり、カテゴり分けしたり
ターゲットキーワード・・・検索エンジンから、どのキーワードでの流入を狙うか?
サーバーやサイトの構成・・・上記のようなサーバー、CMSなどを検討して書き出す
以上のような項目を出来るだけ具体的に書き出して、まとめていくっていう作業を最初の何日間かかけて行いました。それだけやっていたわけではなくて、サーバー環境の設定なんかもこの期間にやりました。
ここの段階で、とにかく徹底的にアイデアを出すことがすごく大事。それから、さっきも書いたけど、最初の段階で、具体的なコンテンツの中身をできるだけ考えておくこと。特に、あとの行程で、全体の構成に影響してきそうな部分については、しっかりと時間をかけてに考えたほうがいいと思います。
先に、制作の流れを決めて、「後はひたすらやるだけ」っていう状態にできるだけ早く持っていくと、終わるのが早くなると思います。
コンセプトが決まれば、コンテンツの制作に入っていく
それから次に制作に入ります。制作は次の順番で行いました。
- コンテンツの書き起こし
- 必要な画像ファイルの選定
- 全体を構成する画像制作
- 固定ページの制作
- 価格データの入力
- 動的ページの制作
- 全体のレビューと作り込み
- リリース作業(今日)
最初に、どれからやっていいか分からない!
という事があったんですが、それ以前、とにかくWordpressがよくわからなかった、それにWebデザインがほとんど出来なかったので、先にコンテンツを作ることにしました。50ページ分ぐらいのコンテンツを先に書き起こして、それから、画像制作とデザインに入りました。
これに関しても、「先にデザインをやったほうがいい。」という事に後になって気づきました。後になってからデザインをして、「それに合わせてコンテンツを書き換えたりする手間が発生した。」っていうことになりました。
デザインとかWordpressの経験が無い私みたいな人だったら、テンプレートを使って出来るだけテンプレートのままで利用することを考えるのが賢いと思います。今回は、テンプレートファイルをかなり修正したのでそうとう時間がかかりました。Wordpressには、きれいなデザインのテンプレートが有料のものも含めて相当あります。有料テンプレートは、細かいところのデザインも綺麗だし、マニュアルがあったり、サポートもあったりするので、
次回作るときは、有料のテンプレートを使って作ろうと思いました。
読み応えのある文章を書くのにはセンスが必要
コンテンツ制作は最初の1週間で40ページ程度作成しました。コンテンツを書く前は、いろいろアイデアが浮かぶんですが、
いざ書き始めると、なにもアイデアが出てこない〜!
となって、全然進まない。これに関しても、自分の場合、文章を書くのがすごく苦手なので、「出来ることなら他の人に書いて欲しかった。」お金を出してでも、書いてくれる人がいたら書いて欲しいという気持ちに駆られながら、ひたすら書くだけ。
もし、資金に余裕があれば、ライティングを外注することも検討したい
って正直、思いました。
今は、「クラウドソーシング」を使えば、コンテンツ制作の外注とかもできますよね。それから、自分でライターを募集してやっている人もいるみたいで。それから、アフィリエイトで稼いでいる人って
文章を書くセンスがすごくいい人が多い。
そう思いませんか?ブロガーでもそうですが、なんか文章を読んでいて、その人の魅力が伝わってくるというか、「そういう文章を書ける人じゃないと、難しいだろうな」と思いました。
これだけコンテンツがあふれていると、「コンテンツの自体の価値」ってほとんどないわけで、人を集めるのには、やっぱりその人自身の魅力がないと難しいですね。なので、やる前は「コンテンツ制作ぐらい頑張ればなんとかなる」と思っていたんですが、実際は、かなりハードルが高いことに気付かされました。
それから、
画像制作とデザインは根気が必要!
画像制作に関しては、キャライメージをfotoliaで購入。それから、編集はPhotoShopCS5。今はPhotoShopがなくても、いろいろ画像編集ソフトがあるので、使いやすいものを使えばいいと思います。
ページデザインについては、ワイヤーフレームを、cacoo.comやPhotoshopで検討しながら、少しずつ作成。ページデザインが決まれば、実際に必要な画像を、Photoshopで作成していく。PhotoShopの使い方も、わからなければWebで検索すればいくらでも見つかります。
大事なのは、個々のページの全体デザインを検討する行程を必ず入れること。
部品だけデザインするだけでは、全体のイメージがなかなか浮かばないので、ワイヤーフレームの段階でしっかりと具体的なデザインをイメージしていく必要があると思います。
正直、トップページのデザインだけでも何回作りなおしたかわからないぐらいです。
とにかく、何回も修正を重ねてイメージに近づけていく根気のいる作業でした!
最初の段階で、キャラのデザインがマンガっぽいので、少し濃い感じのデザインにしようかと思ったんですが、何となく、コンタクトレンズのイメージとは合わないし、見ていて疲れないものにしたかったので、できるだけ、シンプルなイメージにしていくことにしました。
デザインの面で、一番よくなかったのは、最初の段階で、先にコンテンツの方を作ったことです。先程も言いましたが、デザインを作る段階になってコンテンツを変える必要が出てきて、2度手間になります。
ですので
最初の段階でページ部品などもしっかりとデザインしておく必要がある!
と思います。
データベースから動的ページを書き出す
それから、今回、コンタクトレンズの価格比較っていうことで、データベースにデータを保存して、そこから動的なページを出力するような仕様にしました。
その時に、価格データの入力にはGoogleフォームで入力フォームを作って、その入力したデータをCSVでダウンロードして、MySQLにインポートするという手順で行いました。インポートはphpMyAdminからやりました。
Googleフォームを使えば、簡単に入力フォームが作れたり、アンケートが取れるのですごく便利です。
データベースへのアクセスもWordpressから行うのも、そんなに難しくありません。なので、データベースを使用したサイトを作る場合でも、Wordpressが便利に使えます。
ただ、今回はデータベースアクセスで動的ページを吐き出す仕様にしたんですが、ページ数がそれほどなければ、直接データを書いてほうが全然楽だと思います。データ件数が増えるようであればいいんですけど、データがそれほど増えないとかそれほどか変わらない場合は、データベースを使わないほうがいいと思います。
今回、作ってみてデータベースに保存して出力までする必要はなかった!
ということに気づいて、これから修正するべきかどうか考え中です。今後、また簡単なデータを扱うサイトを作る場合は、データベースに保存しないで、直接ページに書くことにします。
今日はリリース作業ということで、最終デザインの確認とか、ドメインの取得と設定、ソーシャルメディアのアカウント取得とかGoogleAnalyticsの導入とかいろいろとをやってました。
今後は、SEO対策を考えてHTMLの書き換えとか、具体的な製品のレビューなどを行っていきたいと思っています。アクセスを増やしていくために、コンテンツをどんどん増やしていく段階だと思いますので、明日からも頑張りたいと思います。
最後に、
とにかく、今回作ってみて、いろいろと失敗した点がありました。ただ、今回制作したのは、コンテンツサイトに必要な経験を得ることも目的の一つであったので、それはそれで良かったかと思います。
ちなみに今の私の収入は0円です(笑)もし、万がーアフィリエイトで収入が入ることがあれば、少しだけでも報告はして行きたいと思いますので、生暖かい目で見守っていただけたらと思います。
今回作成したサイトを育てながら、明日からは新しいプロジェクトも開始しするのと、バイト探しをやるつもりなので、今日はこのぐらいにしておきたいと思います。